大人気ジャンプ漫画「僕のヒーローアカデミア」に登場する作中一の天才『爆豪勝己(ばくごうかつき)』の個性についてや性格が悪い理由を解説していきます。
爆豪勝己(ばくごうかつき)CV.岡本信彦 プロフィール
出典:「爆豪勝己 – CHARACTER|TVアニメ『僕のヒーローアカデミア』.©堀越耕平/集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会.https://heroaca.com/character/chara_group01/01-02/」
天才の塊
ヒーロー向きの個性や天性のセンス等、幼少期からあらゆる才能を備えた天才。
基本的に、個性を全く鍛えていない状態でプロヒーローのサイドキックとして雇われてもおかしくない実力を持っている。
因みに、料理の才能もある。
トップクラスの学力
学力も極めて優秀。
平凡な市立中学出身なのにも関わらず、余裕で偏差値79もある国立の高校に受かってしまう程高い。
緑谷出久の幼馴染
主人公の緑谷出久とは幼い時からの幼馴染。
彼からだけ「かっちゃん」と呼ばれている。
夢
夢は、「オールマイトをも超えるトップヒーローとなり、高額納税者ランキングに名を刻むこと」。
やはり、緑谷と同じくオールマイトに憧れている。
個性は?
出典:「第7話 デクvsかっちゃん – EPISODES|TVアニメ『僕のヒーローアカデミア』.©堀越耕平/集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会.https://heroaca.com/episodes/1st/ep07/」
個性『爆破』
掌の汗腺からニトロのような物質を出し、好きなように爆破させることができる。
爆発力は汗の量に比例する。そのため、動くほどに強力になる。
因みに、汗の匂いは無臭らしい。
メリットとは?
高火力
爆発の威力が汗の量に比例する為、その量が多いほど高威力になる。
個性を全く鍛えていない高校入学時点という時期にも関わらず、コンクリートの建物を半壊させるほどの凄まじい威力を発揮した。
この時は制限時間ありという状況下だったので、時間をかけた場合、下手をしたら都市を丸ごと吹っ飛ばすことも可能ではないのだろうか?
高い機動力
先ほど、汗の量が多いほど比例して威力が大きくなると説明したが、逆も叱りで、汗の量が少ないほど威力は少ない。しかし、小さな爆破から得られる推進力を利用することで、高い機動力を発揮する事ができる。
空中移動
高い機動力の応用で爆破を調節すれば、空を飛ぶことも可能。
これによって、行動範囲に空中が加わり、より一層行動の幅が広がっている。
閃光弾
個性の『爆破』という名前から殺傷能力が高すぎて、「相手を無傷で無力化できないのでは?」と思わるだろうが、意外にも『閃光弾(スタングレネード)』という技を用いて相手を無力化させる方法がある。
元々目くらましが目的の技であり、使用するとトップヒーローのオールマイトを相手取っても「約数秒の目くらまし効果」を得ることが出来る。
これは、強烈な光と音に耐性をもつ個性持ちでない限り、大概の敵に有効であることを示している。
怯んでいる数秒の隙に抑えてしまえば、相手を無傷で無力化できる。
長期戦が有利
戦闘時間が長くなるほど汗をかく量が多くなり、必然的に爆破の威力が上がっていく為、長期戦に向いている。
しかも、持ち前のタフネスが加わり、かなりの長期戦が可能。
デメリットとは?
隠密行動はムリ!
個性『爆破』という特性上、激しい音や光を放つので、誰にも気づかれず侵入するなどの隠密行動は不可能。
まず間違いなく、投降を促すなど戦闘にならず穏便に目的を達成させたい作戦の場合は、作戦自体から外されるだろう。
まあ、そんなヴィラン自体少ないだろうが…
高火力は連発できない
個性は強力だが、最大火力の爆破を放つと「涙腺が傷んでしまう」というデメリットがある。
これが酷くなると、手から血が出るなどのダメージを負ってしまう。
その為、涙腺をため込んでデメリットなしで最大火力が出せるグローブを編み出した。
まさにヒーロー向きの個性
正面から立ち向かいヴィランを力ずくでねじ伏せたり、派手な個性なのでその分注目を集めたりとまさにヒーロー向けの個性だと感じる。
先ほどデメリットを挙げたが、数々のメリットの事を考えれば「微々たるものだ」と思う。
正直、出来ないことが少ない。
個性抜きでも凄まじい
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運動神経が化け物
「50m走の記録が5秒台」、「ボール投げ67m」など、個性を抜きにしても化け物クラスの運動神経を持っている。
無尽蔵のスタミナ
「短距離が速いから、持久戦が苦手なのではないか?」と思ったかと思いますが、スタミナが凄まじく持久戦も得意。
これのおかげで、長期戦程有利になる個性のメリットをより一層高めています。
意外と頭脳派
脳筋と思いきや、「相手の弱点を突く」という頭脳派の一面を持つ。
流石に、オタク知識満載の緑谷出久には劣るが、それでも直接戦闘でも短時間で弱点を見つける事が出来る。
上昇志向
常に、新しい技を考えたりする等、上昇志向は高い。
ヒーローとしては完璧なのか?
ここまで見てみると、文句なしの強個性と化け物レベルの身体能力を併せ持っている。
その為、「ヒーローとしては完璧なのでは?」と思うだろう。
はっきりと言いますが、足りません。
彼には、見過ごせない程の大きな問題を抱えている。
大きな問題とは?
難ありの性格
まずはっきりと言ってしまうと、プライドが高い上に性格が悪い。
いわゆるガキ大将的な性格で、極めて攻撃的であり言動や態度も不良そのもの。
特に、幼馴染の緑谷に対しては執拗にいじめていた。
はっきり言って、ヴィランの方が向いている気がする。
どうしてこんな性格になってしまったのだろうか?
こじれた性格となった原因
1. 天性の才能
原因の1つ目は、生まれながらに持っていた「天性の才能」です。
もはや言うまでもないでしょうが、彼は、圧倒的な才能の持ち主。強個性に加え、トップクラスの身体能力や大人顔負けの天性のセンスなどを持っていました。
言ってしまうと、「早熟型の天才」というものになると思います。
普通の人間は、失敗したら「力不足」が原因で挫折し、学んで精神面で成長していくのでいくのが一般的だが、皮肉なことに、生まれ持った才能のおかげでことごとく問題を解決していった。
これの所為で、「挫折を知らない危うい存在」となってしまう。
2. もてはやされる
2つ目は、「皆からもてはやされ続けたこと」です。
幼少期から稀有な才能を持った彼は、両親以外の全ての人に、ひたすらもてはやされた。
「自分は、皆より優れている」という考えに至り、高い自尊心が育っていくのにあまり時間は掛からなかった。
3. 緑谷出久
最後は、幼馴染である『緑谷出久(みどりやいずく)』の存在です。
過去に、川に落ちた時に緑谷が自分を助けようと手を伸ばされたことがきっかけで、「見下された」と感じて、目の敵にしていた。
この頃には、既に助けられることを「優しさ」ではなく、「見下された」と屈辱を受ける程、自尊心が膨れ上がっていた。
この時から、何でもできる自分と無個性で何もできない緑谷を比較して、「クソナード」「デク」と呼んで見下している。
まとめ
誰よりもトップヒーローをどん欲に追い求める少年。非凡な才能に恵まれ、何でもできるすごい人である。
しかし、自己中心的でこじれた性格が、かなり残念なポイント。その所為で「ヴィランの方が向いているのでは?」と思ってしまう。
だが、この性格が形成される過程の事を考えたら、「仕方がないのでは?」とも思う。
元々、自尊心が膨れ上がるほど力を持っており、周りはその力をもてはやすばかりだった。
ある意味、「誰よりも自尊心が膨れ上がる最悪の環境にいた被害者」という見方もできる。
今後彼は、物語を通じて「オールマイトを超える、トップヒーロー」になることは出来るのだろうか?
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