大きな問題とは?
難ありの性格
まずはっきりと言ってしまうと、プライドが高い上に性格が悪い。
いわゆるガキ大将的な性格で、極めて攻撃的であり言動や態度も不良そのもの。
特に、幼馴染の緑谷に対しては執拗にいじめていた。
はっきり言って、ヴィランの方が向いている気がする。
どうしてこんな性格になってしまったのだろうか?
こじれた性格となった原因
1. 天性の才能
原因の1つ目は、生まれながらに持っていた「天性の才能」です。
もはや言うまでもないでしょうが、彼は、圧倒的な才能の持ち主。強個性に加え、トップクラスの身体能力や大人顔負けの天性のセンスなどを持っていました。
言ってしまうと、「早熟型の天才」というものになると思います。
普通の人間は、失敗したら「力不足」が原因で挫折し、学んで精神面で成長していくのでいくのが一般的だが、皮肉なことに、生まれ持った才能のおかげでことごとく問題を解決していった。
これの所為で、「挫折を知らない危うい存在」となってしまう。
2. もてはやされる
2つ目は、「皆からもてはやされ続けたこと」です。
幼少期から稀有な才能を持った彼は、両親以外の全ての人に、ひたすらもてはやされた。
「自分は、皆より優れている」という考えに至り、高い自尊心が育っていくのにあまり時間は掛からなかった。
3. 緑谷出久
最後は、幼馴染である『緑谷出久(みどりやいずく)』の存在です。
過去に、川に落ちた時に緑谷が自分を助けようと手を伸ばされたことがきっかけで、「見下された」と感じて、目の敵にしていた。
この頃には、既に助けられることを「優しさ」ではなく、「見下された」と屈辱を受ける程、自尊心が膨れ上がっていた。
この時から、何でもできる自分と無個性で何もできない緑谷を比較して、「クソナード」「デク」と呼んで見下している。