Re:ゼロから始める異世界生活

Re:ゼロから始める異世界生活とは

引きこもりニートのナツキ・スバルはコンビニの帰り道に突然異世界に飛ばされる。

異世界に飛ばされてチート無双ライフかと思いきや決してそんなことはなく、早々にチンピラに絡まれるなど散々な目に遭う。

そんな時に、銀髪の美少女ハーフエルフのエミリアに助けられ、彼女に一目惚れしてしまう。

そんな、スバルに唯一与えられた能力は、誰にも話すことができないというおまけが付いた、死んだらある地点までタイムリープする「死に戻り」だけだった。

周りの人たちを救うため、「死に戻り」を使い孤独な戦いに身を投じていく。

主人公の成長が目に見えて分かる

元々スバルは、これといった才能もない大切な日々を食いつぶす怠惰な人間です。

どんな時でも中二病全開のイタイ男で、学校で一人は必ずいたグループに入れない疎ましがられていた人を想像すると容易いと思います。

スバルが、異世界に飛ばされても何かが特別に変わるというわけがなく、何度も無力な自分に打ちのめされます。

そんな何もないなりに必死で考え、皆を救うため何度でも死にながら挑戦します。

挑戦するたびに見えるスバルの確実な成長は、とても見ごたえがあります。

最強最弱の能力「死に戻り」

突然ですが死んだことがありますでしょうか？

いたら怖いのですが、皆さんは死んだことが無いはずです。

初めて、「死に戻り」という時を遡る能力を聞いたときは、何度でも繰り返せるチート能力だと考えた人が多くいると思います。

しかし、冷静に考えてみてください。

「死に戻り」という能力は死なないと効果が発現しないんです。

いくらやり直せると分かっても、死ぬという行動を簡単に行えるでしょうか？

どんな人でも、死ぬことは怖いし、とても痛いはずです。

スバルも例外ではありません。

「死に戻り」使うたび、心が確実にすり減ってしまいます。

敵は相手だけではなく自分にもあるのです。

作中では、死ぬ痛みが身に染みるほど過酷な障害が立ちはだかることになります。

チート能力で無双する話が飽きている人にもこの能力を持っている主人公は魅力的かもしれません。

主人公の設定が独特

王道のアニメでは、大概の主人公は何かしらの特別な繋がりを持っています。

例を挙げるなら以下の通りです。

• 父親が革命軍
• 祖父がマフィアのドン
• 父親が魔神王

これらは、上からワンピース、家庭教師ヒットマンリボーン、七つの大罪でそれぞれの主人公に当てはまります。

このように、誰もが驚くような血のつながりがあるおかげで、ピンチの時にそれが覚醒して、とても役に立ったり、散々もてはやされたりします。

しかし、スバルは本当に純一般人です。

父方も母方も特別な血筋はありません。

これによって、ピンチを乗り越えた時に「さすが、○○の息子（娘）だ！」と思われないわけです。

正真正銘自分の力で乗り越えたため、その分の好感度がとても跳ね上がります。

ある意味、血統のおかげで強くなったような展開に飽きている人におすすめです。